知らなかった!IPv6接続できない意外な原因が・・・

IPv6接続をするためには色々と準備が必要です。
準備さえしてしまえば後は自動で接続される・・・はずが、「開通できない」というメールがプロバイダーから届くことも。

そこで指摘されたのが、今までノーマークだったひかり電話について。
もし、これからIPv6接続を利用しようというユーザーは、もう一度再確認してみてはいかがでしょうか。

知らなかった!昔からのフレッツユーザーは要注意

IPv6接続をするために何を準備すればいいか。

まず、考えられるのは

  • ルーターが対応しているか
  • 回線が対応しているか
  • NTT側にv6オプションを申し込んでいるか
  • プロバイダー側に申し込んでいるか
  • PC側のIPv6機能が有効になっているか

であり、ここまでなら、すでに確認した方もおおいのでは。
もし、しっかりとした準備ができていれば、ひかり電話が原因かもしれません。

ひかり電話にはタイプがある

実は、ひかり電話にはタイプ1とタイプ2があり、IPv6接続に対応するのはタイプ2の方。
そうなると、あなたのひかり電話はタイプが1である可能性が高いです。

ひかり電話のタイプ1とタイプ2の違いとは
大きな違いは、フレッツ・ジョイントが使えるか使えないか。
タイプ2であれば、フレッツ・ジョイントが使えるようになり、フレッツの回線網側からひかり電話ルーターに対して電子機器のソフトウェアを配信できるようになります。

と言われてもピンときませんね。

IPv6接続はフレッツ・ジョイントを利用するので、この機能が無ければ利用できません。そのため、ひかり電話はタイプ2である必要があります。

ひかり電話タイプ1は、Bフレッツ時代から利用している昔からのユーザーが多く利用。
2012年4月以前から利用していれば、タイプ1である可能性が高いです。確認をした方が良いでしょう。

タイプの確認・変更方法

NTTのサポートセンターで確認・変更を行います。
タイプ1である場合は、タイプ2に変更の申し出をしましょう。その場で受け付けてくれるので、後は変更されるのを待つばかり。
自分の場合は、午前中の電話で午後にはすぐに変更されていました。
なお、追加料金はかかりません。

NTTサポートセンター

0120-116116

受付時間:午前9時~午後5時
土日・休日も営業(年末年始を除きます)

余裕がある時に

タイプ2へ変えること自体に料金の発生がありませんし、特に設定もありません。
ただ、カスタマーサービスへ連絡が必要なので、つながるまで時間がかかります。場合によっては、変更手続きが終了した報告をプロバイダー側へも知らせる必要があったりと、それなりの待ち時間を覚悟しなければなりません。
時間に余裕があるときに確認してください。

 

もう一度確認してみよう

ひかり電話を利用していないなら、チェック済み項目をもう一度しっかり確認しましょう。
特にルーターが対応しているかは、再チェックが必要です。

ルーターが対応しているか

各プロバイダーが提供するIPv6接続サービスには、V6プラス、transix、OCNバーチャルIPv6オプションなどがあります。
それに対応するルーターも、複数に対応するものもあれば、専用のものもありと様々。
自分がどの接続サービスなのかを再度確認してください。
大抵の場合は、サービスを提供するプロバイダの公式サイトに対応ルーターが表記されているので、そちらを参考にしましょう。

回線についても同じ。特殊なプランを利用しているユーザーは対応しているか確認が必要です。

NTT側にv6オプションを申し込んでいるか

v6オプションは、NTT東日本・西日本が提供するサービス。
IPv6接続を利用するには、事前にNTT側にv6オプションを申し込む必要があります。
大抵の場合、申し込んでいなくてもプロバイダ側で一緒に手続きもしてくれます。
しかし、稀にこちら側で前もって手続きを終了しておく必要があるプロバイダも。

v6オプションとは
「IPv6アドレスを利用して、インターネット網を経由せずNGN網内で、ユーザー同士がダイレクトに通信するようにすること」

 

プロバイダー側に申し込んでいるか

プロバイダの接続サービスを利用する訳ですから、こちらの申し込みも必要です。
ただし、このサービスが標準装備されているプロバイダであれば、新規申し込みの場合、申し込む必要はありません。

PC側のIPv6機能が有効になっているか

パソコンのIPv6機能が無効の場合は、接続できません。

確認方法
[スタート]→[設定]→[ネットワークとインターネット]→[ネットワークと共有センター]→[ワイヤレスネットワークの状態]→[プロパティ]→[インターネットプロトコルバージョン(TCP/IPv6)]にチェックが入っているか確認

 

まとめ

しっかり準備したつもりでも、意外な抜け落ちはあるものです。
プロバイダ側から開通のお知らせメールが届いたのに接続できないなら、大抵は対応ルーターか、パソコン、ルーターの設定による場合が多いです。
一度つまずくと、時間もかなりかかってしまう恐れがあるので、自信があっても、もう一度確認してください。

特にBフレッツ時代からのユーザーであれば、ひかり電話のタイプ違いという思わぬトラップが待ち受けているので確認を取りましょう。