IPv6が安いプロバイダは?料金徹底比較

IPv6を利用する為には、サービスを提供しているプロバイダを選ばなければなりません。
最近では、IPv6を扱うプロバイダは増えてきているのすが、価格設定にも違いはあります。
では、中でも安く使えてサービスにも満足いくプロバイダはどれなのでしょうか。

このページでは、すでにフレッツ光・光コラボを利用している乗り換えユーザーに注目して比較しました。

今よりもIPv6を安く使える回線は

まず、各プロバイダが提供する光コラボのサービス開始日を比較したのがこちらです。

光コラボ名称 月額料金 対応ルーター
ホームタイプ マンションタイプ
@nifty光 5,200円 3,980円  
So-net 光 プラス 5,580円 4,480円 永年無料(400円/月)
ドコモ光(GMOとくとくBB) 5,200円 4,000円 無料
Tiki光 4,800円 3,800円  
IIJmioひかり 4,960円 3,960円  
excite MEC光 4,500円 3,500円  
SoftBank光 5,200円 3,800円 500円/月
ビッグローブ光 4,980円 3,980円 500円/月
OCN光 5,100円 3,600円 500円/月
ぷらら光 4,800円 3,600円 レンタルでも無料
hi-hoひかり 4,950円 3,750円  
DTI光 4,800円 3,600円  

これは、各プロバイダの通常料金をまとめたものです。
割引などは、関係なく比較しています。

トータルで判断するのが1番ですが、気を付けるポイントがいくつかあるので見ていきましょう。

IPv6対応プロバイダを選ぶ3つのポイント

IPv4 over IPv6を選ぶ

IPv4 over IPv6は、ザックリ言ってしまえば、「現在主流であるIPv4ネットワークでも回線速度が速くなる」という通信技術です。
この扱いはプロバイダによって対応が違います。
有料オプションとして提供されていたり、対応Wi-Fルーターの利用料金がかかる場合も。また、条件さえ揃っていれば、無料で利用できるプロバイダもあります。

IPv4 over IPv6の利用料金だけみると、対応ルーターのレンタル代金として0円~500円辺りの価格帯に集中していて、そんなに差はありません。
「月額500円くらいだったら・・・」と思うかもしれませんが、これにプロバイダの月額料金が加算されると結構な差ができてきます。

月額料金も考える

IPv4 over IPv6だけみると決定的な決め手にはならないので、月額利用料金と合わせて考える必要があります。

まず、IPv6を安く利用したなら、光コラボ。
理由は、光回線にしては月額料金が抑えめであるからです。

ただし、サービス開始月からの月額料金には気をつけなければなりません。中には、急に月額料金が上がるプロバイダも。

開始月は割引になっていたり、初月は無料のサービス期間です」というのはよくある話。
申し込みページはしっかり確認しましょう。

転用か事業者変更か

乗り換え組なら、フレッツ光からの転用か光コラボから光コラボの事業者変更か、どちらかが当てはまります。
転用、事業者変更により事務手数料が違うプロバイダもあるので、注意してください。

もし、すでにIPv4 over IPv6を利用していれば、同じ通信技術を使ったプロバイダが提供する光コラボに乗り換えた方が対応機器を再利用できます。
どのIPv4 over IPv6にも使えるWi-Fiルーターもあるのですが、ソフトバンク光に乗り換えるなら要注意。
専用機器しか使えないので、必ずレンタルする必要があります。

IPv6対応光コラボ月額料金比較

それでは、もう少し詳しく比較していきす。
同じIPv4 over IPv6でまとめているので、まずは同系のプロバイダから検討してみてはいかがでしょうか。

V6プラス

利用者数の多いIPv4 over IPv6。地元プロバイダでもこの通信技術を採用しているところが多い。
対応ルーターも豊富で乗り換えやすいです。

@nifty光

@nifty光は対応ルーターを準備する必要がありますが、無料でIPv6を利用できます。
ただし、利用前にフレッツ光にV6オプションの申し込みが必要。
少しでも料金を抑えたいなら、月額料金が割引される3年プランがおすすめ。

ファミリータイプ【3年プラン】

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 0円
月額料金 4,980円
(37ヶ月目以降:5,200円)
IPv6料金 0円
合計 4,980円
(37ヶ月目以降:5,200円)

マンションタイプ【3年プラン】

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 0円
月額料金 3,880円
(32ヶ月目以降:3,980円)
IPv6 0円
合計 3,880円
(32ヶ月目以降:3,980円)

 

So-net 光 プラス

So-net 光 プラスは、無料でIPv6を利用できます。
同時に申し込めばWi-Fiルーターも無料で提供されるので、こちらで準備するものはありません。
3年間プランだとはじめはかなり安く利用できますが、37ヶ月目以降料金がグッと上がります。

ファミリータイプ【3年プラン】

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
他社光コラボから
事務手数料 3,000円
月額料金 3,980円
(37ヶ月目以降:5,580円)
IPv6 0円
合計 3,980円
(37ヶ月目以降:5,580円)

マンションタイプ【3年プラン】

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
他社光コラボから
事務手数料 3,000円
月額料金 2,980円
(37ヶ月目以降:4,480円)
IPv6 0円
合計 2,980円
(37ヶ月目以降:4,480円)

 

ドコモ光(GMOとくとくBB)

ドコモ光で利用できるGMOとくとくBB。
IPv6も、Wi-Fiルーターも無料で提供されています。
事務手数料はかかりません。

ファミリータイプ【2年プラン】

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 0円
月額料金 5,200円
IPv6料金 0円
合計 5,200円

マンションタイプ【2年プラン】

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 0円
月額料金 4,000円
IPv6料金 0円
合計 4,000円

 

Tiki光

TikiTiki光コラボのみで利用できるV6プラス。
標準装備であり、申し込む必要なし。
月額料金はかかりませんが、 Wi-Fiルーターの提供もありません。

ファミリータイプ【2年プラン】

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 2,000円
月額料金 4,800円
IPv6料金 0円
合計 4,800円

マンションタイプ【2年プラン】

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 2,000円
月額料金 3,800円
IPv6料金 0円
合計 3,800円

 

transix(DS-Lite)

IIJ系列の通信方式。
個別のルーターにIPv4アドレスを付与しないので個別ポートの開放ができません。
V6プラスとの共通するWi-Fiルーターも多いので、自前のルーターでも使える可能性は大きいです。

IIJmioひかり

IIJmioひかりでは、今まで有料であったIPoEオプションが無料で利用できるようになりました。
加入後、IPoEオプションを申し込む必要があります。
乗り換えタイプにより手数料が違うので注意してください。

ファミリータイプ

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 1,800円 3,000円
月額料金 4,960円
IPv6料金 0円
合計 4,960円

マンションタイプ

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 1,800円 3,000円
月額料金 3,960円
IPv6料金 0円
合計 3,960円

 

エキサイト MEC光

IPv6が標準オプションであるexcite MEC光。
Wi-Fiルーターはレンタルで有料であるもののトータルの月額料金はトップクラスの安さ。
でも、メールアドレスなどその他のオプションは有料です。
とにかく回線だけ速ければよいというユーザーはこちら。

ファミリータイプ

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 2,000円
月額料金 4,500円
IPv6料金 0円
合計 4,500円

マンションタイプ

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 2,000円
月額料金 3,500円
IPv6料金 0円
合計 3,500円

<h3 “>IPv6高速ハイブリッド(IPoE IPv6 + IPv4)

Softbank系のBBIXがを提供している。
ソフトバンク系列以外へはサービス提供されておらず、オプションサービスの「光BBユニット」という対応ルーターが必要。
他のWi-Fiルーターは使えないので、乗り換えでは自前のルーターは使えません。

SoftBank光

光BBユニットのレンタル料である月額500円が加算されます。
事務手数料がかかるものの、乗り換えの時に発生した違約金や承認番号払い戻し手数料を還元してくれるなど、キャンペーンが充実しています。

ファミリータイプ(2年契約)

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 3,000円
月額料金 5,200円
IPv6料金 0円
(13ヶ月目以降:500円)
合計 5,200円
(13ヶ月目以降:5,700円)

マンションタイプ(2年契約)

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 3,000円
月額料金 3,800円
IPv6料金 0円
(13ヶ月目以降:500円)
合計 3,800円
(13ヶ月目以降:4,300円)

<h3 “>IPv6オプション

BIGLOBEで独自開発されたV6プラス互換方式が「IPv6オプション」です。
現在のところBIGLOBEだけで利用されていますが、V6プラス対応ルーターでもこちらで使えるものが多い。

ビッグローブ光

ビッグローブ独自の技術。
IPv6を利用する為には、対応Wi-Fiルーターをレンタルする必要があり。
V6プラス対応ルーターでも使えるものは多いので、自分で用意したルーターても利用できますが、サポート外となっています。

ファミリータイプ(3年契約)

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 3,000円
月額料金 4,980円
IPv6料金 0円
(13ヶ月目以降:500円)
合計 4,980円
(13ヶ月目以降:5,480円)

マンションタイプ(3年契約)

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 3,000円
月額料金 3,980円
IPv6料金 0円
(13ヶ月目以降:500円)
合計 4,480円
(13ヶ月目以降:4,980円)

OCNバーチャルコネクト

「OCNバーチャルコネクト」はNTTコミュニケーションズが提供している独自の通信技術です。
利用するには、ルーターが「OCNバーチャルコネクトサービス(IPoE接続)」に対応している必要があります。

OCN光

OCN光ではV6アルファという名称で提供されています。
有料オプションとして提供されているので月額500円かかりますが、専用ルーターとホームネットセキュリティ、訪問/遠隔サポートがついた総合的なサービスです。
OCN v6アルファには24カ月の最低利用期間があり、最低利用期間途中でのサービス解約時には、違約金8,000円(不課税)が発生。

ファミリータイプ(2年契約)

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 3,000円
月額料金 5,100円
IPv6料金 500円
合計 5,600円

マンションタイプ(2年契約)

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 3,000円
月額料金 3,600円
IPv6料金 500円
合計 4,100円

 

ぷらら光

ぷらら光ではOCN光ではぷららV6エクスプレスという名称で提供されています。
標準提供されているので、申し込む必要はありません。
対応したWi-Fiルーターも無料でレンタル可能なので、乗り換え安いプロバイダです。
回線元であるNTT系列のプロバイダを利用したいならこちら。

ファミリータイプ(2年契約)

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 3,000円
月額料金 4,800円
IPv6料金 0円
合計 4,800円

マンションタイプ(2年契約)

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 3,000円
月額料金 3,600円
IPv6料金 0円
合計 3,600円

 

hi-hoひかり

hi-hoは対応ルーターを準備する必要がありますが、無料でIPv6を利用できます。
ドコモ光でプロバイダをhi-hoにしても利用可能。

ファミリータイプ(2年契約)

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 3,000円
月額料金 4,950円
IPv6料金 0円
合計 4,950円

マンションタイプ(2年契約)

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 3,000円
月額料金 3,750円
IPv6料金 0円
合計 3,750円

 

DTI

今まではV6プラスでしたが、これからの加入はとOCNバーチャルコネクトとなります。
DTIwithドコモ光であれば、無料で提供。

ファミリータイプ(2年契約)

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 1800円
月額料金 4,800円
IPv6料金 0円
(300円/月でレンタル可能)
合計 4,800円

マンションタイプ(2年契約)

  乗り換え
転用
(フレッツ光から)
事業変更
(他社光コラボから)
事務手数料 1800円
月額料金 3,600円
IPv6料金 0円
(300円/月でレンタル可能)
合計 3,600円

 

まとめ

IPv6でもプロバイダによって価格設定が違う事が分かりました。
乗り換えるなら、気をつけたいのがルーターの対応。乗り換え先でルーターをレンタルする必要があるのか購入するのか決めましょう。
個人的には、乗り換え先がソフトバンク光かOCN光でなければ、全てに対応するルーターの購入もアリだと思います。

とにかく安さ重視でいくなら「エキサイトMEC光」。
安くて怪しい・・・と思うかもしれませんが、IPv4 over IPv6の速さに差はありません。
ネット接続以外はすべて有料オプションとなりますが、ネットだけ楽しめればいいというならオススメです。

>>【エキサイトMEC光】の公式ページはこちら